【高校野球】早実・清宮幸太郎は何がスゴイ? 甲子園での61球から見えること

投じられたボールの球種&コースから見えること

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早稲田実・清宮幸太郎選手への61球 コースと球種

 次に、清宮選手に投じられた全投球をコースと球種別に図示する。相手投手は長打のリスクを避けてか外角への投球が目立った。実際に清宮選手は33番と45番という真ん中から内寄りの球を本塁打しており、妥当な警戒だ。

 しかし48番の球を広い甲子園の左中間フェンスに直撃させてもいて、外角に逃げても高めに浮けば長打にする能力があるところを示している。準々決勝・九州国際大付戦の第4打席で打ったこの二塁打は、他の球場ならフェンスオーバーしていただろう。

 凡打となることが多かった内角高めだが、初戦の今治西戦ではよく投げ込まれたものの、大会を通じての投球数はそこまで多くなかった。

 未知数なのは低めの落ちる球への対応か。投球数が少なく今回の結果のみでは判断できない。
 

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