NPBから独立リーグへ 戦力外、トライアウトを経て再出発する選手たち

指導者にもNPB経験者、藤井氏、駒田氏も独立リーグへ

 また、21歳の北方は先月末に同リーグの群馬入団が発表された。2011年のドラフト1位でベイスターズに入団した右腕は唐津商高時代から剛腕として知られ、プロ入り後は最速158キロをマーク。しかし制球難に苦しむなど活躍できずに、DeNA、ソフトバンクと2年連続で戦力外に。トライアウトを経て、今回、群馬との契約に至った。

 元ヤクルトの貴規外野手もNPBを目指してトライアウトを受験したが、オファーは来ず、福島との再契約が発表された。元ヤクルトの真田裕貴投手も昨季から福島に選手兼コーチとして所属していたが、来季からは同リーグの福井に入団することが発表されている。

 指導者としても今季限り現役を引退した前阪神捕手の藤井彰人氏が阪神から福井のバッテリーコーチとして派遣されることが決定。同じく独立リーグの四国アイランドリーグplusでは、高知の監督に巨人、横浜(DeNA)で活躍した駒田徳広氏が就任することも決まっている。

 NPB経験者が加わることで独立リーグがさらに盛り上がれば、各地で野球熱も高まっていく。特に中後や北方はまだ年齢的にも若く、新天地での奮起に注目したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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