“レジェンド”山本昌氏、初勝利遠い中日ドラ1小笠原は「まだ物の数じゃない」

デビューから9試合登板で白星なし、「18歳にしては上等。これ以上の話は出ない」

 中日のドラフト1位ルーキー・小笠原慎之介投手がプロ初勝利の“壁”を越えられずにいる。5月31日のソフトバンク戦でプロデビューを果たし、ここまで9試合に登板。そのうち6試合に先発したが、0勝4敗、防御率4.54と白星がついていない。14日の阪神戦では3回2/3を5安打4四死球5失点と崩れた。

 将来のエース候補として期待される18歳を“レジェンド”はどう見ているのか。中日の大先輩で、同じ左腕として数々の偉業を成し遂げてきた山本昌氏はその能力を認めつつ、「まだ物の数じゃないですよ」と厳しく評価する。その真意とは何なのか。

 現役選手として32年間、マウンドに立ち続けた山本氏は小笠原について「18歳にしては上等。これ以上の話は(自分からは)出ないですよ」と話す。「まだまだ力的に、すぐに日の丸背負えるかとか、10勝できるかっていったら、そんなことないんですよ」。昨夏の甲子園で東海大相模高(神奈川)のエースとして全国の頂点に立った左腕だが、プロとして経験を積み始めたばかり。騒ぎ立てることはないというのだ。

「これからまた壁もあるだろうし、いろんなこともあるでしょうから。ただ、このまま順調に育ってくれれば、楽しみな投手になる。どちらかと言うとDeNAの今永投手にピッチングスタイルは近いと思うので、4年後に今永投手になれば、追いついたということになる。時間はたっぷりあるわけだから、ドラゴンズとしては壊さないでしっかり育成していってほしい」

 これが大先輩としての偽らざる想いだ。

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