マイナー契約でカブス残留の川崎宗則、去就に言及せず「楽しく野球をやる」

都内でイベントに参加、「こだわりを持たないことがこだわり」

 カブスとマイナー契約を結んだことが米複数メディアに報じられた川崎宗則内野手が8日、都内で行われた「パワプロフェスティバル2016 決勝大会」に出席。注目の去就についての言及はなかった。

 それでも、フェスティバル中は“ムネリン節”が健在。パワプロは「今日が初めて。人生で1度もないんです」と明かしたが、ニンテンドー3DSを使った中学生2人との対決では「子どもには負けません! 勝負事は! 大人の威厳を見せてやります」と気合十分。第1戦は0-0、第2戦は3-10で完敗したものの、プレー中にはトークで楽しませた。

 司会者から「野球のセンスがあると感じた時は?」との問いには「野球選手になった時。メジャーに上がった時」と即答。「プロ野球選手になるためには?」との質問には「手洗い、うがい。体調管理です。僕は中学1、2年生の時は体が小さくてバット引きでした。(それでも、全力疾走でバット引きをしていたことから)バット引きの達人と言われてました」との秘話を披露した。

 さらに、「川崎選手のこだわりは?」との質問には“らしい”返答。「こだわりを持たないことがこだわり。楽しく野球をやること。誰かに教えられたわけではないが、これまで出会った人から影響を受けてきました。植物にも動物にもストレスはある。つらいときはストレスをつまみに、お湯割りの焼酎を飲む」と明かした。

 川崎は2011年オフにソフトバンクから海外FA権を行使してメジャー挑戦。マリナーズ、ブルージェイズ、カブスで5年連続マイナーからメジャー昇格を果たしてきた。

 昨季108年ぶりの世界一に輝き、分厚い選手層を誇るカブスでも、名将ジョー・マドン監督からプレーヤーとして高く評価されている。昨季同様、メジャーキャンプに招待選手として参加する予定で、猛アピールが必要となる。今季は上原浩治投手の加入が決まったが、川崎も持ち前の明るいキャラクターで牽引してくれそうだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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