川崎宗則“数字で測れない”価値 米紙も注目する情熱、カブス名将も高評価

米紙も注目する川崎宗則の情熱「野球がとても楽しい。嫌な日などない」

 今季カブスとマイナー再契約を結び、メジャー昇格を目指している川崎宗則内野手。招待選手としてメジャーキャンプに参加中で、ここまでのオープン戦7試合で12打数3安打、打率.250、1打点、1盗塁の成績を収めている。昨季開幕前はOP戦24試合で打率.327、1本塁打、8打点と好調を維持し、開幕後に昇格をつかんだ。35歳のベテランはカブスで2年連続、渡米後6年連続となるメジャー昇格を目指し、日々、奮闘中だ。

 そんな日本人内野手について、地元メディアも注目している。米紙「デイリー・ヘラルド」電子版が「カブスのロースター外招待選手たちは野球の夢を追い続ける」との見出しで、今季カブスでメジャー昇格を目指す選手たちを特集。注目の一人として川崎の名前を挙げている。

 2012年にマリナーズ入りした川崎は13年から3シーズン、ブルージェイズでプレーし、昨年カブスとマイナー契約を結んだ。ここまでのメジャーキャリアでは13年に96試合に出場したのが最多。逆に昨季はワールドシリーズを制したカブスでなかなか出番をつかめず、14試合の出場にとどまった。それでも、ここまで5シーズン連続でマイナー契約からメジャーに這い上がってきた川崎には、その明るい性格や情熱によって現地でも高い好感度を得ている。特にブルージェイズではファンから絶大な人気を誇り、カブスでもムードメーカーとして名将マドン監督やチームメイトらから認められている。

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