4位オリックスの外国人査定、ロメロ&マレーロは“優良”、投手陣は…

オリックス・ロメロ【写真提供:オリックス・バファローズ】
オリックス・ロメロ【写真提供:オリックス・バファローズ】

ロメロ、マレーロの野手コンビは今季屈指の“優良”助っ人

 パ・リーグ4位だったオリックス。63勝79敗1分の借金16、首位のソフトバンクとは30.5ゲームの大差をつけられ、3位の楽天とも15ゲーム差あった。クライマックスシリーズ出場も逃し、悔しさの残る1年だったと言えよう。チーム打率はリーグ4位、チーム防御率はリーグ5位。最下位に終わり、打率、防御率ともにリーグワーストだった昨季よりも改善したものの、やはり物足りなさは残る。

 その中でも助っ人外国人、特に野手で収穫があるシーズンだった。新加入のステフェン・ロメロ外野手が開幕から活躍。怪我での離脱はあったものの、26本塁打を放った。シーズン途中の5月末に加入したクリス・マレーロ外野手も82試合で20本塁打と打線の中核を担った。

 来日5年目となったブランドン・ディクソン投手は8勝9敗と2桁勝利には届かなかったものの、防御率は3.24。これまでと変わらぬ成績を残した。ロメロ、マレーロ、ディクソンの3選手は、すでに来季の契約を結び、残留が決定している。

 その一方で、2年目のブレント・モレル内野手、新加入のフィル・コーク投手、マット・ウエスト投手らは結果を残せず。来季の去就は未定だが、限りなく退団に近いと言えそうだ。

 ここでは、今季オリックスに在籍した助っ人外国人の成績と働きぶりを振り返ってみよう。

◯フィル・コーク投手
6試合(5先発)2勝3敗0ホールド0セーブ 1QS 防御率4.56
23回2/3 30安打10四球1死球2本塁打16奪三振 WHIP1.69

 ヤンキース、タイガース、カブスなどを渡り歩き、パイレーツから今季オリックスに加入。メジャー通算407試合登板の実績を引っさげ、先発として期待された来日1年目だったが、5月に胸郭出口症候群と診断されて戦線離脱。そのまま復帰することなく、今季を終えた。

来日5年で通算43勝のディクソンは来季も残留決定

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