ヤクルト山田復活か、大砲・筒香に期待…2018年打撃タイトル大予想【セ編】
盗塁成功率は阪神・上本が断トツ1位、企図数多い広島・田中
【盗塁王】
セ・リーグの盗塁王は予測が難しい。盗塁を多用するチームとそうでないチームで、企図数大きくが異なるからだ。
○10盗塁以上の選手の盗塁成功率
1上本博紀(神).941(16盗塁1盗塁死)
2梶谷隆幸(De).875(21盗塁3盗塁死)
3丸佳浩(広).813(13盗塁3盗塁死)
4大島洋平(中).793(23盗塁6盗塁死)
5糸井嘉男(神).778(21盗塁6盗塁死)
阪神の上本博紀は、盗塁企図数17回のうち16回成功。しかし、2番を打つことが多く、企図数がこれ以上増えそうにないのがネックだ。DeNAの梶谷隆幸は盗塁成功率2位。DeNAはチーム全体で39盗塁。走らないチームだが、梶谷だけは走らせている。2014年には盗塁王になっており、有力候補だろう。
盗塁王の田中広輔は成功率は8位の.761(35盗塁11盗塁死)、企図数は多かったが成功率は決して高くなかった。しかし、今季も1番を打つとすれば、2年連続獲得の可能性はあるだろう。
さらに阪神の糸井嘉男。オリックス時代の2016年に35歳で史上最年長の盗塁王になっている。脚の衰えはない。自らの記録を更新して、37歳での盗塁王を獲得する可能性もあるのではないか。2012年に盗塁王を獲得した中日の大島洋平も面白い存在だ。
本命:梶谷隆幸(DeNA)
対抗:田中広輔(広島)
穴:糸井嘉男(阪神)、大島洋平(中日)
これから9か月後、レギュラーシーズンが終わる頃には、一体誰がタイトル争いを繰り広げているのだろうか。
(広尾晃 / Koh Hiroo)