田澤純一、米10年目のシーズンへ 昨季は不本意な成績「今年は勝負の年」
今オフは楽天の青山&戸村、ホークス二保と自主トレ
マーリンズ田澤純一投手が17日、沖縄県内で行っている自主トレで汗を流した。
昨年は楽天の青山浩二投手と2人だけの自主トレだったが、今年は楽天の戸村健次投手、ソフトバンク二保旭投手も加わり、メンバーは“倍増”。午前中に筋力を鍛えるトレーニングに励んだ後、あいにくの雨模様だったため、室内で二保を相手にキャッチボール。軽めの遠投に続き、投本間ほどの距離でやや強度を上げてボールを投げ、力強く乾いた音を響かせた。最後は小雨が降る中でグラウンドをジョギングしてクールダウンし、第3クール2日目を締めくくった。
マーリンズ移籍1年目だった昨季は、肋軟骨の炎症により故障者リスト入りするなど、シーズンを通して働くことができず。55試合に登板し、3勝5敗9ホールド、防御率5.69という不本意な成績に終わった。怪我なく1年投げ続けられるように、今オフから筋肉や体の仕組みを意識した新たなトレーニングも取り入れたという。ここまでは「順調ですね」と充実の表情を浮かべる。
今季はアメリカに渡って10年目を迎える。「1年1年の積み上げでここまで来られた」と話す右腕は「今年は勝負の年だと思って頑張りたい」と、2月14日(日本時間15日)のキャンプインを心待ちにした。
(佐藤直子 / Naoko Sato)