大幅戦力入れ替えの鍵を握る新外国人4選手…2018年日本ハムの助っ人陣容

今季もチームの主軸として活躍が期待されるレアード【写真:田口有史】
今季もチームの主軸として活躍が期待されるレアード【写真:田口有史】

2016年日本一も昨季は5位、大谷、増井、大野、マーティンらが退団

 2016年の日本一から一転、開幕から低迷して5位に終わった2017年の日本ハム。投打の軸となるべき大谷翔平が怪我で出遅れ、開幕直後に離脱。中田翔や有原航平らチームの中心選手たちも不振に喘ぎ、4月に10連敗を喫するなど、60勝83敗と大きく負け越した。2016年に激しいデッドヒートを繰り広げたソフトバンクに34ゲームという大差をつけられる、苦しいシーズンとなった。

 チームは変革のタイミングに来ている。シーズン中に谷元圭介投手を中日にトレードで放出。オフには増井浩俊投手がオリックス、大野奨太捕手が中日へ、それぞれFA権を行使して移籍。大谷翔平投手はポスティングシステム(入札制度)を利用してのエンゼルス移籍が決まり、プロ入り前からの夢であったメジャーの舞台へ一歩を踏み出した。

 外国人選手を見てみると、昨季シーズン中にエスコバー、メンドーサの2投手をトレード放出。オフにはマーティンとドレイクが退団し、3年連続30本塁打のレアード1人を残して、助っ人も一新されることになった。

 巻き返しを図りたい2018年は、ドラフト1位で清宮幸太郎が入団し、大きな話題を呼んでいる。助っ人ではトンキン、マルティネス、ロドリゲスの3投手、メジャー通算44本塁打の外野手アルシアと合計4人を獲得。いずれも主力として期待がかかる選手だが、栗山英樹監督はこの3投手2野手の助っ人を外国人4枠の中で、どのように起用していくのだろう。ここでは、2018年の日本ハムの助っ人陣容をおさらいしてみたい。

米144登板のトンキンは抑え、マルティネスとロドリゲスは先発ローテ入りに期待

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