西武ドラ1齊藤大が語る「嫌なこと」 言葉ににじむ貪欲さ

特徴あるフォームは高校から、「一番しっくりくる今の形に」

 特徴ある今のフォームになったのは、高校に入った頃だ。指導者にアドバイスを受けたわけではなく、一番投げやすいフォームを自ら試行錯誤してたどり着いた。

「投げ方は、ずっと自分の投げやすいようにやらせてもらっていて、中学まではもう少し上で投げていたんですけど、結果的に一番しっくりくる今の形になりました」

 試していないのにだめと言われるのが嫌いで、やりたいと思ったことはやってみないと気が済まない性格だ。明大時代のチームメートは齊藤について「自分の意思を最後まで貫き、負けず嫌いで投手に向いていると思う」と話す。

「やってもいないのに、何がだめなのかわからない。それが嫌なんです。とりあえずやってみる。調子が悪くなったときは、プレートの位置を真逆にしてみたり、腕の位置を変えてみたりいろいろ試しました。やれることは全部試して、少しでも『いいな』と思うものがあれば取り入れていきたいと思っています」

目標は「負けないピッチャー、試合を作れるピッチャー」

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