“最後の3冠王”松中氏が語る好敵手 ダル、マー君も「松坂大輔が1番だった」

「一発勝負でいい」、「2018年の松坂大輔を見つけて」

 投手と打者という側面もあり、プライベートで深い付き合いがあるわけではない。それでも、平成唯一の3冠王に輝いた松中氏にとって“永遠のライバル”と言える、思い入れがある存在は、やはり松坂大輔なのだ。

「大輔は求められるところが高いから、結果を出すのは大変だと思うけど、勝負をした自分としてはやっぱり頑張って欲しい。トレーニングをしてきたり、アメリカで投げたりしてきているから、本来の形にはもう戻らない。その中で2018年の松坂大輔を見つけて、頑張って欲しい」

「これだけ投げていなくて、色々なことも言われているし、見えないプレッシャーもあるだろうと思う。だけど、本当に自分が納得してマウンドに立って欲しい。準備をしっかりしてね。相撲の稀勢の里関じゃないけど、出ないといけないとか、責任感で、心も体も中途半端な状態で出るよりも、一発勝負でいいから、しっかり準備して心も体も焦らずにしたほうがいいと思う。そこで結果が出れば、大輔なら復活になるし、評価も戻る可能性が大きいと思う」

 平成の名勝負を演じた好敵手も、「平成の怪物」の復活を強く願っている。

【動画】これぞ平成の名勝負!松坂気迫の直球勝負から松中が3本塁打を放った伝説の名場面

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