上沢は後を継げるか エースが退団しても新しいエースが誕生する日ハム

大谷退団後の新エース候補に躍り出た上沢

 そして、大谷がエンゼルスへ移籍した今季、エース格の投手に成長したのが、1学年先輩にあたる上沢直之だ。

 上沢は2014年に8勝を挙げたが、翌15年が5勝、チームが10年ぶりに日本一に輝いた16年が0勝、17年が4勝。その間に右ひじを手術するなど、苦しいシーズンが続いていた。

 今季は4月17日の埼玉西武戦で2回1/3を投げて無失点で降板した以外は、全ての登板で5イニング以上を投げてきたが、30日の交流戦巨人戦で3回7安打8失点と打ち込まれ、今季2敗目を喫した。防御率は1.18という驚異的な成績から2.40まで悪化したものの、まだリーグ2位につけている。このまま、6年前の吉川光のようにエースの退団を忘れさせる活躍を見せることができるか。リーグ制覇へ向けて、カギを握る存在であることは間違いない。

【動画】エース格の投手に急成長!日本ハム・上沢、4年ぶりの完封勝利ハイライト!

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