来秋ドラフト候補の日本代表左腕・立教田中に独占インタ 「1年間マウンドに」

大学では自主性が全て「自分で動かないと置いていかれる」

 自分が投げる前の予習、投げた後の復習は高校時代から徹底して行ってきた。大阪桐蔭では投げた後に、寮に戻るとミーティングの中で投手同士で課題を挙げたり、配球に関してバッテリーで話し合うことは当たり前だった。大学に入ってからは映像をチェックし、自己分析に余念がない。

 ただ、高校時代は西谷監督のアドバイスも交えながら最善策を打ち出していったが、大学ではそこまで手ほどきをしてくれる人はいない。「練習もそうですが、大学は自主性が全て。自分で動かないと置いていかれるので、打たれようが抑えようが映像を見て自分のピッチングの分析と次の試合への対策は練るようにしています」

 2年春の法大戦で初勝利を挙げると、以降は先発ローテーションに入り、今春のリーグ戦では6勝を挙げた。前年春に続くベストナインにも選ばれ、名実ともにエースとなった。

「2年生の時に1年を通して投げられたことが大きかったです。5カードの1戦目に投げてすべて勝てたし、マウンドで冷静になれました。四球やエラーでランナーが出ても、引きずることはなくて割り切って投げられたし、調子も良かったんです」

 7月には日本代表にも選ばれ、日米大学野球選手権、ハーレム大会のマウンドにも立ち、これ以上ない経験ができた。だが、この秋はヒジを痛めて5試合のみに登板し、勝ち星を得ることはなく、入学して最も悔しいシーズンとなった。

 ベンチから外れた時期は、ベンチ上やネット裏から試合を眺め、今までとは違う視線で仲間の戦いぶりを目に焼きつけた。高校でも大学でも下級生から投げていた自分にとって何もかもが新鮮だったと同時に「投げられないメンバーの気持ちや、投げさせてもらっているありがたさを感じました」と振り返る。

今夏の甲子園で注目したのは近江の左腕・林「自分と同じくらい体が細くて……」

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