3連覇、怪物復活、偉業、辞任、引退… 2018年、セ・リーグの10大ニュース

ヤクルト・山田哲人【写真:荒川祐史】
ヤクルト・山田哲人【写真:荒川祐史】

山田はトリプルスリー&サイクル安打、伝統球団は監督が次々と…

○山田哲人、史上3度目のトリプルスリー

 2015年、2016年と史上初の2年連続トリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成した山田だったが、昨季は打率.247、24本塁打、14盗塁と大不振に陥った。今季はそこから完全復活。140試合で打率.315、34本塁打、33盗塁と自身3度目のトリプルスリーを成し遂げた。1人で3度のトリプルスリーはもちろん史上初。

○山田哲人、桑原将志、平田良介がサイクル安打

 7月9日の巨人戦(静岡)でヤクルト山田が史上71度目(66人目)、セ・リーグでは36度目(33人目)となるサイクル安打を達成すると、7月20日の阪神戦(横浜)でDeNAの桑原が、さらに8月16日のDeNA戦では中日の平田がサイクル安打を達成。パ・リーグでもソフトバンクの柳田が4月に達成しており、シーズンで4人ものサイクル安打達成者が生まれた。

○高橋由伸監督、金本知憲監督、森繁和監督が相次ぎ辞任

 巨人、阪神、中日とプロ野球界でも最も歴史と伝統のある3球団で、オフに監督が辞任する事態に。球団ワーストタイとなる4年連続V逸となった巨人は高橋監督が辞任し、原辰徳監督が3度目の監督就任。最下位に沈んだ阪神は金本監督が辞任に追い込まれ、矢野燿大2軍監督が昇格、5位の中日は森監督が辞任し、与田剛氏が新監督となった。

○レジェンドが次々に引退…

 平成最後のシーズンで、平成の時代を彩った多くのレジェンドが現役を退いた。前人未到の通算1000試合登板を果たした中日の岩瀬仁紀投手をはじめ、荒木雅博内野手、浅尾拓也投手、広島の新井貴浩内野手、巨人の杉内俊哉投手、西村健太朗投手、山口鉄也投手、DeNAの後藤武敏内野手や田中浩康内野手など、記録にも、記憶にも残る名選手の多くがユニホームを脱ぐことになった。

菅野は驚異的ピッチング、阪神では偉大なベテランの記録が…

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY