DeNA筒香「支援したい」 野球少年の健康守るため…提案された10のルール変更

提案された10項目の「学童野球独自のルールの変更」

 全軟連の宗像専務理事は、少年軟式野球の現状について紹介。投手の7割が肘、肩をけがしているとし、次代には流れに沿った変化が必要と強調した。投球制限と指導者の育成の2つが最重要課題であり、ルール化をすべきと訴えた。

 さらに、野球だけでなく他のスポーツも経験すべきであり、少年野球も3か月程度のシーズンオフを設けるべきとした。宗像専務理事は、2月に学童野球の「球数制限」の導入を提案するとし、「少年軟式野球は、子供の権利を守ることができる指導者」が必要だと訴えた。

 古島医師、宗像専務理事は、「学童野球独自のルールの変更」として、以下の10項目を挙げる。

1.投球数規制70球、試合回6回
2.練習時間規制1日3時間(熱中症対策も含め)
3.試合数規制年間100試合以内
4.トーナメント制ではなくリーグ制の大会
5.塁間投捕間距離の改正(もっと短く、投手有利な条件へ 15m)
6.盗塁数規制
7.カウント1-1からの開始
8.お茶当番、応援の緩和
9.監督不要(サイン指示なし)
10.パスボールなし

 会場には、新潟県青少年や旧団体協議会、プロジェクトリーダーの島田修氏の姿もあり、新潟県高野連の「投球制限」導入に至る経緯を紹介した。発表後には質疑応答があり、筒香は「こうした野球界の動きを、選手としての立場から支援していきたい」と力強く語った。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

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