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早期発見で野球少年の未来を守る 無料で行われる「野球肘検診」とは?

1月27日、兵庫県神戸市のアシックス本社体育館で「第3回神戸野球肘検診」が行われた。主催はHBCA兵庫野球指導者会。神戸大学医学部整形外科、医療法人社団あんしん会、株式会社アシックスなどの協力で行われた。

27日に行われた「第3回神戸野球肘検診」の様子【写真:広尾晃】
27日に行われた「第3回神戸野球肘検診」の様子【写真:広尾晃】

エコー検診、理学療法士が子どもたちの肘、肩の動きをチェック

 1月27日、兵庫県神戸市のアシックス本社体育館で「第3回神戸野球肘検診」が行われた。主催はHBCA兵庫野球指導者会。神戸大学医学部整形外科、医療法人社団あんしん会、株式会社アシックスなどの協力で行われた。

 少年野球の現場では、投手の投げすぎや練習のし過ぎなどが原因で、野球肘を発症する子どもが後を絶たない。放置すると野球ができなくなるだけでなく、重症化すれば日常生活にも支障が出る可能性がある。

 そこでHBCA兵庫野球指導者会は、一昨年から医療法人社団あんしん会の協力を得て野球肘検診を実施してきた。昨年までは年に4回、神戸市内のあんしん病院で実施され、それぞれ200人程度の少年野球選手を検診してきたが、今回は神戸大学医学部整形外科の協力も得て、アシックス本社体育館で大規模な検診を行った。

 事前に予約した少年野球チームは指導者や保護者に引率されて会場にやってくる。選手は、問診票を提出し、エコー検診を受ける。肘の状態によって、PT(理学療法士)によるチェックや、測定、医師の診察などのコースを受ける。

 肘にOCD(離断性骨軟骨炎)が見つかった選手は、一般的にはドクターストップがかかり、野球活動を中断することになる。しかし軽症のうちに見つかれば、その後、野球を再開することは可能だ。重症化すると手術を受けなければならなくなるので、一刻も早く異常を発見することが必要だ。エコー検査では、子どもたちは心配そうな表情で肘のエコー画像を見つめていた。またPTチェックでは、理学療法士が子どもたちの肘や肩などの動き方など、体の各部位を細かくチェックしていた。

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