日ハム藤岡、鷹・松田遼、ロッテ岡、オリ白崎…18年途中パ移籍組の現在地

西武・小川は左キラーとして存在感、ロッテ岡は故障者の代役として奮闘も…

○岡大海(日本ハム→ロッテ)

 明大から13年のドラフト3位で北海道日本ハムに入団。プロ2年目の15年に101試合に出場すると、続く16年には41試合で打率.374と好成績を残し、リーグ優勝にも貢献した。今後のさらなる飛躍が期待されたが、その後の2年間は打率1割台と深刻な打撃不振にあえぎ、1軍に定着できなかった。

 18年7月27日に藤岡とのトレードでロッテに移ってからは、主に負傷離脱した荻野の代役として中堅手を任された。移籍前の日本ハム時代には28試合で打率.154、0本塁打と不調だったが、移籍後は51試合で打率.204、3本塁打と打撃成績の向上が見られた。

 とはいえ、打率は2割をわずかに上回る程度と、まだ16年以前の状態に戻ったとは言い難いだけに、今後の完全復活に期待がかかる。今季は荻野が故障から復帰してくるものの、若手中心で臨んだ2月中旬までの対外試合では岡がスタメンに据えられるケースが多く、首脳陣の期待の高さがうかがえるところ。俊足・強肩の外野手は、かつての輝きを取り戻せるだろうか。

○白崎浩之内野手(DeNA→オリックス)

 12年のドラフト1位でDeNAに入団。プロ入り2年目の14年に101試合に出場するなど、高い守備力とパンチ力のある打撃を武器に5年間で355試合に出場。レギュラー定着こそ果たせなかったが、17年の日本シリーズでは同点弾を放つ活躍を見せて存在感を発揮していた。

 しかし、18年は開幕から1軍での出場機会が1試合もないまま、2018年7月11日にトレードでオリックスへ移籍することに。DeNA時代に公式戦で放った14本塁打はポストシーズンも含めて全てソロだったが、8月12日には移籍後初本塁打をプロ入り後初の2ランで飾った。

 移籍後は主に三塁手としてその守備力を度々発揮していたが、打撃面では終盤に失速して打率.239に終わってしまったことが今季の課題となりそうだ。初めてオリックスの一員として迎えた春季キャンプでは、紅白戦で豪快な一発を放つなど躍動。かつてのドラフト1位が新天地でいよいよ覚醒なるか、期待したいところだ。

オリ高城、ホークス市川の両捕手は経験豊富

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