BC群馬の23歳内野手、NPB入りへスイッチでアピール 監督「年齢的にギリ」
“ラストチャンス”の青木颯「右打席のヒットを見てもらえましたか」
BCリーグ群馬の青木颯(はやて)内野手(23)がNPB入りへの“ラストチャンス”にスイッチ打者転向をアピールした。
鶴見大学を卒業して独立リーグ入りし、今年12月で24歳。群馬・平野監督は「年齢的にギリのところに来ている。左打ちだが、元々右で打っていたので、今年が勝負と、左投手には右打席に立たせている。プロのスカウトに少しでも注目してもらいたい」と力が入っていた。
指揮官の期待通り、9日に高崎城南球場で行われた武蔵戦では3打席連続四球で歩いた4打席目に左投手から遊撃内野安打を放ち、前期優勝マジック「2」とする7-1の勝利に貢献。ヒーローインタビューでも「右打席のヒットを見てもらえましたか」と笑顔を見せた。
この日は出塁率10割で打率も.336から.342と打撃10傑に顔を出せるレベルになった。課題は守備で「ショートとして守れる範囲を増やすことを頭に置いてトライしている。ミスしても積極的なミスと自分では割り切っている」と青木。この秋までの成長を期していた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)