都市対抗野球 ドラ1候補JR東日本・太田、6回途中無四球1失点に名将称賛「100点」
最速153キロ右腕 試合は投手戦から最後は7-1で勝利
今秋のドラフト1位候補・JR東日本(東京都)の太田龍投手が19日、第90回都市対抗野球大会の2回戦・ヤマハ戦(浜松市)に先発し、6回途中5安打1失点と力投。チームは7-1で勝利した。先取点を奪われたが、7回に味方打線がつながり、その後、逆転勝ち。「調子は悪くなかったです。緩急もうまく使えましたし、チームが勝ってよかったです」と名門対決に勝利し、安堵の表情をにじませた。
ヤマハの先発右腕・ナテルとの投げ合い。太田が高いポテンシャルを見せたのは4回2死一、二塁だった。7番の三浦に対し、三振がほしい場面。追い込んだ後に勝負にいったチェンジアップが高めに抜け、空振りを奪えずファウルになったが、「そういう練習をしてきたので自信がありました。完璧だったと思います」と狙いすまして、再びチェンジアップで今度は空振り三振に仕留めてピンチを脱出。修正能力の高さを見せた。
都市対抗野球では初の先発マウンド。「観客の数がすごいので、声援に押された感じはありました」と最初は戸惑ったが、力に変えての投球。堀井哲也監督は「太田は四球がなかった。100点だった」とエース右腕をたたえていた。
(Full-Count編集部)