桑田真澄氏、高校野球の“改革”訴える「ルール作りができないのは大人の都合」
「なぜ日本の野球は子供たちを守らないのかが僕はよく分からないですね」
例に出したのは、選手を守るという理由で徹底的な球数制限を設けるアメリカの野球。桑田氏は「投げないから強くならないとか、そういうことじゃないんです。アメリカというのは、メジャーリーグから子供たちまで球数制限でピッチャーを守っているんですね。それしかないという結論を出してるんですよ。なぜ日本の野球は子供たちを守らないのかが僕はよく分からないですね」と言葉を重ねた。
また、投手の酷使を避けるために地方大会や甲子園の日程を考え直すべきだという声も多い。 カブスのダルビッシュ有投手もツイッターで日本球界の改革へ向けて多くの投稿を行い、フォロワーから意見を募るなど積極的な動きを見せているが、球数制限の導入も含めて全ては不可能ではないというのが桑田氏の考えだ。
「なぜ、球数制限導入もそうですし、(新たな)ルール作りができないかっていうのは、一つだけなんですよ。大人の都合なんですよ。大人はやっぱり子供たちを守る、成長させるためにやっているわけですから、甲子園の美談とかそういう理由で子供たちを壊しちゃいけないですよね。やり方はいくらだってあるんです」
投手の酷使などで球児の未来を潰すようなことがあってはならない。桑田氏は「本当に一日も早く新しいルールを作って、子供たちを大切に育ててあげるのが非常に大事なんじゃないかなと思いますね」と訴える。日本の野球が変わることを強く望んでいる。
(Full-Count編集部)