憧れの人と同じ空間に…元NPB選手が感じた清原和博監督の「オーラ」「優しさ」

ワールドトライアウトで監督を務めた清原和博氏(左)と参加した高木勇人【写真:編集部】
ワールドトライアウトで監督を務めた清原和博氏(左)と参加した高木勇人【写真:編集部】

西武戦力外の高木勇は「会えてうれしい」、中日戦力外の友永も「すごく優しい」

 神宮球場で30日に開催された公開トライアウト「ワールドトライアウト2019」で、監督を務めた清原和博氏に対し、一緒のベンチに入って戦った元NPB選手たちからは感謝や憧れの言葉が並んだ。

 西武時代と同じ「背番号3」のユニホームを身にまとった清原監督。ベンチで腕組みしながら戦況を見つめる姿は、やはり別格だった。今季限りで西武を戦力外となった高木勇人投手は「やっぱりオーラがありました」と感動しきり。少年時代からの憧れの人と同じ空間で野球ができたことに「ファンの距離感というか、会えてうれしいという感じでした」と不思議な感覚を振り返った。

 高木はワールドトライアウトのMVPに選ばれ、清原監督からは「1番良かった」と評価された。「ナイスピッチング」とも声を掛けてもらったといい、寒空の下でも高揚感に満ちた表情を見せた。

 出場選手が2チームに分かれて試合を行ったワールドトライアウト。清原監督は投手交代を告げながら、ベンチにいる選手たちとも会話を交わした。「すごく優しく接してくれて、積極的に声をかけて盛り上げてようとしてくれていました」と言うのは、今季限りで中日を戦力外になった友永翔太外野手。トライアウトという独特の雰囲気の中で、選手たちが全力を発揮できる環境づくりに気を配ってくれたことに感謝した。

(小西亮 / Ryo Konishi)

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