BC栃木2年目・手塚が4回2安打無失点の好投 大役に名乗り「開幕投手を務めたい」

練習試合に先発したBC栃木・手塚俊二【写真:細野能功】
練習試合に先発したBC栃木・手塚俊二【写真:細野能功】

埼玉武蔵の練習試合に先発し4回2安打無失点、5奪三振の好投

 ルートインBCリーグ・栃木の2年目・手塚俊二投手が飛躍の年を迎えそうだ。6日、小山運動公園野球場で行われた埼玉武蔵との練習試合に先発し4回無失点、5奪三振の好投を見せた。

 ストレートに伸びがあった。3回までに外野に打球を飛ばさせず、4三振を奪う好投。4回の1死から富田に右前打を浴びるなど2死一、二塁のピンチを背負ったが冷静に後続を打ち取りスコアボードに「0」を並べた。

 それでも3回に先頭から連続四球を出した場面を振り返り「体力面がまだまだ。球数を減らさなきゃならない」と反省を口にした。

 日本経済大を中退して昨年栃木に入団。1年目は肘の故障などもあり、中継ぎで7試合に登板、勝ち負けはなかったが、防御率は2.57と潜在力の高さを見せた。シーズンオフはトレーナーと、ウエートを中心に上半身の筋力アップを図ってきた。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、開幕は2か月遅れになったが「投手は家でできるトレーニングが多い。体幹トレーニングをたっぷりやり、この2週間ブルペンで仕上げてきた。まだまだ球速はあがると思う」と自信を見せる。

 体重も67キロから72キロにアップ。「筋肉がついて、肘への負担が昨年と全く違い、思い切って腕が振れる」と故障の不安がなくなった。栃木の開幕は21日。相手は同じ埼玉武蔵になるが「開幕投手を務めたい」と宣言した。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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