「色んな人に支えられて…」 女子ソフト二刀流・藤田が“有観客”開幕戦で感じた思い

投打でチームの勝利に貢献した太陽誘電・藤田倭(中央)【写真:(公財)日本ソフトボール協会】
投打でチームの勝利に貢献した太陽誘電・藤田倭(中央)【写真:(公財)日本ソフトボール協会】

打っては先制本塁打、投げては7回1失点完投も「今日は50点」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、前半戦が中止となっていたソフトボール日本女子リーグ1部が5日、神奈川・大和スタジアムで開幕。第2試合では、太陽誘電が豊田自動織機に3-1で勝利。「3番・投手」で出場した太陽誘電のエース・藤田倭は5安打1失点で完投。打撃でも左中間への先制ソロを放つ活躍でチームを勝利に導いた。

 1回、2回はそれぞれ3人で抑える完璧な投球。3回先頭の金田汐央里にソロを許したが、これがこの試合唯一の失点だった。「勝つことができてよかったんですけど、あそこの場面は絶対あってはいけないホームランだったので、そこの詰めの甘さというのが駄目だなと反省しました。なので(今日の投球は)50点くらいにしときますか」と藤田は冗談まじりに試合を振り返った。

 打撃では3回、先制となるソロ本塁打。相手エースのダラス・エスコベドはメキシコ代表にも選ばれており、「五輪で対戦するので打ててよかった」と、来年に開催が延期となった東京五輪を見据えていた。今季の試合は11試合のみ。1勝の重さが例年よりも重くのしかかるが「昨年は初戦勝ったんですけど、そこからあまりよくなかったので、今年は頑張っていきたい」と次戦に向けての意気込みを語った。

コロナ禍で五輪は延期、リーグ戦も中止となったが「ソフトボールができていると改めて実感しました…」

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