川崎宗則&西岡剛、二遊間復活に「感動」「ホッとした」 BC栃木で勝利貢献

栃木ゴールデンブレーブスの川崎宗則(右)と西岡剛【写真:荒川祐史】
栃木ゴールデンブレーブスの川崎宗則(右)と西岡剛【写真:荒川祐史】

川崎は「2番・遊撃」、西岡は「3番・二塁」、2006年WBCの名コンビ再び

 ルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスの川崎宗則内野手と西岡剛内野手が22日、敵地での茨城アストロプラネッツ戦で初めて二遊間でコンビを組んだ。2006年WBCで世界一に貢献した「名コンビ」が、独立リーグの舞台で復活。10年あまりの時を経ての“再会”に、2人は感慨深げだった。

 川崎は「2番・遊撃」、西岡は「3番・二塁」でそれぞれスタメン出場。2人は川崎が独立リーグデビューした13日以降同じグラウンドでプレーすることはあったが、居場所である「二遊間」を組むのは初めてだった。併殺プレーなどで連係する機会はなかったものの、グラウンドではたびたび目を合わせ、あうんの呼吸で声を掛け合った。打撃ではともに3打席立ち、川崎は2回に中犠飛を放った。2人とも5回の守備から交代し、復活の日を終えた。試合は6-2で勝利した。

 試合後、川崎は「緊張しましたけど、やはりいいですね。剛が横にいるとホッとしました。同じチームで守るってのはいいですね」としみじみ。西岡も「二遊間が組めて感動です。感動しました」とあふれる思いを短い言葉に込めた。

 2018年限りで阪神を戦力外となった西岡は昨季から栃木でプレー。今季は9月に契約を更新した。川崎は今季無所属の状態で独自で調整を進めていたが、実戦機会を求めて今月に栃木に加入。13日の茨城戦では初打席の初球に本塁打を放ち、衝撃的な独立リーグデビューを果たしていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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