人的補償選手は新天地で活躍? 19年オフ移籍の2投手は奮闘、今季限りで引退も
巨人から16年オフにDeNAに移籍した平良は今季序盤に防御率トップも
○平良拳太郎(DeNA)
2015年にドラフト5位で沖縄・北山高から巨人に入団。2016年オフに山口俊の巨人移籍に伴い、人的補償でDeNAへ。移籍1年目の2017年に初登板初先発し、プロ初勝利をマークした。移籍4年目の今季は14試合に登板。シーズン序盤では防御率でリーグトップにも立った。故障離脱はいたかったものの4勝6敗、防御率2.27の成績を残した。
○奥村展征(ヤクルト)
2013年ドラフト4位で日大山形高から巨人入団。長打力のある内野手として期待されたが、2014年オフに相川亮二の巨人移籍により、NPB史上最短(プロ2年目)、最年少(19歳)でヤクルト移籍となった。今季は1軍出場なしに終わった。
○藤岡好明(DeNA)
宮崎日大高、JR九州を経て、2005年の大学生・社会人ドラフト3位でソフトバンクへ。鶴岡慎也のソフトバンク移籍に伴い、人的補償として2014年に日本ハムへ移籍した。日本ハムの3年間ではわずか16試合登板に終わり、2016年途中にトレードでDeNAへ移籍。今季は4試合登板にとどまり、現役を引退した。
○一岡竜司(広島)
2011年ドラフト3位で沖データコンピュータ教育学院から巨人に入団。大竹寛の巨人移籍に伴い、2年目の2013年オフに広島へ移籍。移籍1年目の2014年から中継ぎ陣の一角として活躍し、2016年からのリーグ3連覇に貢献した。今季は移籍後最少となる19試合登板で0勝1敗、防御率6.23に終わった。
○高濱卓也(ロッテ)
2007年の高校生ドラフト1位で横浜高から阪神へ入団。小林宏之の阪神移籍に伴い、4年目の2011年からロッテへ。1年目に1軍デビューを果たしたものの、その後も定位置獲得とはならず。2016年に自己最多の53試合に出場したものの、腰痛が悪化した影響で2019年は8試合出場。今季から育成となり、来季も育成で再契約の見通し。
(Full-Count編集部)