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元巨人の150キロ右腕が歩むセカンドキャリア なぜ“うどん店”に挑んだのか?

2000年に巨人の19歳高卒ルーキーとして颯爽と1軍デビューを飾り、その後もイケメンのリリーフ投手として活躍した條辺剛(じょうべ・つよし)氏。右肩を痛め24歳の若さで現役引退後、本場・香川県でうどん作りを1年半修業し、2008年に埼玉県ふじみ野市に「讃岐うどん 條辺」をオープンさせた。いまや人気店として知られている。マウンドから厨房へ活躍の場を移した條辺氏が、波乱万丈の半生を振り返る第2回。

「中西うどん」の河野社長が課した“卒業試験”の中身とは…?

 不思議なことに腱鞘炎もいつの間にか消えた。「ピッチング同様、技術が未熟なうちは、無駄な力が入っていたから痛くなっていたのかもしれませんね」と笑う。2007年1月には「待たせちゃいかん」と言う河野社長の勧めもあって久恵さんと入籍した。

【動画】今も変わらぬイケメンぶり お客さんを出迎え、うどんを打つ條辺さんの今の姿

 弟子入りから約1年半が経過した2007年11月頃。條辺氏は「自分のお店を出そうと思います」と河野社長に独立を申し出た。当初は「まだや!」と却下されたが、ほどなくして、河野社長から「俺は1週間店を空ける。おまえ、代わりにやれるか?」と持ち掛けられた。

 実は、これは河野社長が課した事実上の“卒業試験”。社長の奥さんが見守る中で條辺氏は1週間、店を切り盛りし、河野社長はあっさり「OK」を出したのだった。條辺氏が今も河野社長を「最高の師匠です」と慕うのもうなずける。

 こうして久恵さんの実家に近い埼玉県ふじみ野市に、「讃岐うどん 條辺」が誕生した。次回は、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督直筆の、のれんを巡る秘話などを明かしてもらう。

「讃岐うどん 條辺」
埼玉県ふじみ野市上福岡1-7-9
電話049-269-2453
営業時間7時から15時(麺が終わり次第終了)
日曜定休

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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