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西武の守護神・増田の凄さは? 被打率0割の“魔球”、セイバーで見る総合力の高さ

ライオンズの球団史にその名を刻んだ守護神は、名実ともにリーグ屈指のストッパーへと飛躍を遂げた。西武の増田達至投手は2020年に33セーブを挙げ、自身初となる最多セーブを獲得。2016年に抑えに転向してから5年目でつかんだタイトルは、積み上げてきたクローザーとしての進化を象徴するものでもあるだろう。

西武・増田達至【写真:荒川祐史】
西武・増田達至【写真:荒川祐史】

昨季は33セーブをマークし自身初の最多セーブのタイトルを獲得

 ライオンズの球団史にその名を刻んだ守護神は、名実ともにリーグ屈指のストッパーへと飛躍を遂げた。西武の増田達至投手は2020年に33セーブを挙げ、自身初となる最多セーブを獲得。2016年に抑えに転向してから5年目でつかんだタイトルは、積み上げてきたクローザーとしての進化を象徴するものでもあるだろう。

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 まず初めに、プロ8年目の増田投手が記録してきた年度別成績を振り返る。

西武・増田達至の年度別成績【写真:PLM】
西武・増田達至の年度別成績【写真:PLM】

 NTT東日本から2012年のドラフト1位で埼玉西武に入団、1年目から即戦力としての期待に応え、1軍の舞台でリリーフとして登板を重ねていく。プロ入り以来8年連続で40試合以上に登板し、そのうち防御率が4点台以上だったのは2018年の1度のみ。ほぼ全てのシーズンにおいて一定以上の安定感を発揮し、ブルペンを支える存在となっていった。

 プロ入り当初の持ち場は中継ぎで、2015年には年間72試合に登板する大車輪の活躍を披露。同年には42ホールドポイントを記録し、最優秀中継ぎのタイトルにも輝いた。翌2016年にクローザーに配置転換されてからもその快投は続き、いきなり防御率1点台という素晴らしい投球を見せ、抑えとしての適性を示した。その後は、不振に陥ってシーズン途中に中継ぎに回った2018年以外の全ての年で、守護神の大役を任され続けてきた。

 2019年には自身初の30セーブに到達し、リーグ優勝の胴上げ投手にもなった。続く2020年は年間120試合に短縮されたにもかかわらず、セーブ数を前年以上に伸ばしてみせた。その結果、シーズン無敗で最多セーブに輝く快挙を達成しただけでなく、豊田清コーチが記録した通算135セーブという数字を抜き、球団史上最多記録を更新。今や百戦錬磨となった増田投手にとっても、さまざまな意味で大いに意義のあるシーズンだったことだろう。

 2020年途中にFA権を取得したことにより、オフにはその動向が注目されていたが、FA権を行使したうえで、埼玉西武への残留を選択。来季以降も自身が持つ球団史上最多のセーブ数を更新していくことになりそうだ。ライオンズファンにとっても、守護神の残留は安堵と喜びをもたらす、大きなファクターとなったのではないだろうか。

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