チーム最多4勝目の鷹マルティネス 巨人封じの“ゲームプラン”と王者の“強み”

「崩れることなくプラン通りに甲斐が立て直してくれた」

 3番の吉川から3人で打ち取ると、その後はテンポ良くアウトを積み重ねていく。5回まで3安打2失点。味方打線が次々に援護点をプレゼントし、右腕も巨人打線をねじ伏せていく。150キロを超える真っ直ぐにカットボール、チェンジアップ、カーブを組み合わせた。6回に4連打で1点を失ったものの、7回まで投げて7安打3失点。先発としての役割を十二分に果たした。

「初回はつまづいたけど、崩れることなくプラン通りに甲斐が立て直してくれた。チェンジアップだけでなく、全体的にボールは良かった。ウィーラーの1球だけ。それ以外は良かった」

 試合後にこう振り返ったマルティネス。この中で語っている正捕手・甲斐との間で組み立てた巨人打線封じの「ゲームプラン」についても、その一端を明かしている。

「巨人はいい打線。真っ直ぐを仕留められるチームなのでチェンジアップは多めに投げていこうと話していた。相手の反応を見ながら、チェンジアップに合っていないというのがあったと思う。そこをしっかり甲斐が引き出してくれた」

感情を表に出すシーンも目立つが「1人のファンになるぐらいの気持ち」

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