「決めたい球が決まらない時は?」 プロ野球OB2人がファンと熱い“配球論バトル”

黒羽根さん「予測して試合を見るだけでも変わってくる」

――配球論がテーマのイベントはいかがでしたか?

川井さん「配球論というほど堅苦しくなく、ざっくばらんにいろいろと、この大事な一戦のお話ができたのでよかったと思います。楽しんでやれたので本当におもしろかったです。『配球論を聞きたい』と意気込んで参加してくれた方もいらっしゃいましたね。その方は野球をやっていたというのもあって『ここで、どういうことを考えているのかな?』という話なんかも出てきました。みなさん、いろんな目線で見ているんだなと感じ取れた。自分たちももっともっと勉強して、いろんなことを発信できたらなと感じました」

黒羽根さん「配球についてしっかり話ができたグループもあったのでよかったです。僕はこういう(インタラクティブな)オンラインイベントのお仕事が初めてだったので少し戸惑ったところもありましたけど、思った以上にファンの皆さんと喋れたので爪痕は残せたかなと思います。また次あるかな(笑)」

――配球論の初心者でも「配球」を楽しめる観戦方法はありますか?

黒羽根さん「まず普通に中継を見ているときに『次は何を投げる?』という風に予測して試合を見るだけでも全然変わってくると思います。そうすると傾向が出てきたり、クセが出てきたりというのがわかってきて、そこから発展させていけばいいのかな」

川井さん「今日お仕事をさせていただく上で(選手のデータを)下調べをしてきたんですけど、その人が何を投げるのか、変化球なのかストレートなのか、何キロくらいの球を投げるのかを考えていったら、いろいろなものが見えてきます。ピッチャーがどういう球を投げるのかを考えることがまず第一歩かなと思います」

(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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