ロッテ中村奨の成績アップの秘訣 前後左右からのティー打撃、意図と効果はどこに?
「変化球への対策だったり、ボールを長く見て捉える練習」
プロ野球選手も、高校球児も、そして少年野球でプレーする子どもたちも行う練習メニューの1つにティー打撃がある。地味なメニューでありながら、プロ野球のトップ選手ほど大事にする重要な練習だ。今季、打撃成績を大きく向上させたロッテの中村奨吾内野手もその1人。ロッテの球団公式YouTubeチャンネルでは、今季から取り入れた様々なティー打撃を公開し、中村奨自身が練習の狙いを解説している。
今季はリーグ8位の打率.283と、昨季の.249から大きく数字を伸ばした中村奨。試合前の打撃練習では、ロングティー打撃に始まり、左手1本、右手1本でのティー打撃、さらには右手前や左手前、さらには後ろからトスされたボールを打ち返していく。さまざまな種類のティー打撃を練習に取り入れ、それが今季の成績向上に繋がった側面もあるようだ。
球団公式YouTubeチャンネルで公開された動画の中で、中村奨は「変化球への対策だったり、ボールを長く見て捉える練習だったり、いろんな角度からやることによって意識できる」と練習の意図を説明し「ボールを長く見られることが増えてきた」と効果を口にしていた。野球の練習には欠かせないティー打撃。プロが実践するひと工夫は、少年・少女にも参考になるはずだ。
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