元近鉄ブライアント氏が北海道独立L・士別の監督就任 背番号「16」、5月から指揮

近鉄で3度の本塁打王を獲得したラルフ・ブライアント氏【写真:共同通信社】
近鉄で3度の本塁打王を獲得したラルフ・ブライアント氏【写真:共同通信社】

3度の本塁打王獲得した最強助っ人、近鉄時代と同じ背番号

 1988年から95年まで中日、近鉄でプレーしたラルフ・ブライアント氏が今季から北海道フロンティアリーグ・士別サムライブレイズの監督に就任することが17日、明らかになった。日本プロ野球外国人OB選手会が発表した。背番号は近鉄時代につけていた「16」となる。

 北海道フロンティアリーグは、北海道ベースボールリーグの3チームが脱退し、この春から新たに始まるリーグ。士別サムライブレイズは北海道士別市を本拠地している。現在、米国に住むブライアント氏は近日中に来日予定で、単身で士別入りし、5月から指揮を執る。日本プロ野球外国人OB選手会から初の日本野球界での監督就任となる。

 就任に際し「このたび、士別サムライブレイズ監督要請を受け光栄であると共に、オーナー、関係者の皆様に感謝しております。20歳から25歳の選手が中心とお聞き大変楽しみにしております」とコメント。また、指導方針については「忍耐を中心に、我慢強く選手を指導、そして使い続け、試合中に良いパフォーマンスを生み出す為にはそれまでの準備がいかに必要である事も、自分の経験をもとに選手と共に考え指導し、選手育成、試合を行いたいと思います」としている。

 士別に足を踏み入れるのは今回が初めて。「チーム、ファンの皆さん、士別の皆さんに早くお会い出来る事を楽しみにしております」と新たな日本でのステージに立つことを心待ちにしている。ここまで元中日のトニ・ブランコ氏が監督に就任する見込みだったが、一身上の都合で来日の目処が立たなくなり、白羽の矢が立った。「北海道フロンティアリーグ」では、その他、石狩レッドフェニックスに阪神や日本ハムで活躍し、昨季までDeNA打撃コーチを務めた坪井智哉氏が初代監督に就任する予定。北の大地で話題を呼びそうだ。

【動画】伝説の助っ人が指導者として“日本凱旋” 現在のラルフ・ブライアント氏の姿

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