バットを手にしなかった試合前練習 鈴木誠也が“用意周到”に決めたメジャー初盗塁

「こういう試合の次は何か起きることが多い」

 18日(同19日)からの本拠地開催試合は、小雪が舞うなど悪天候と寒さにたたられたが、この日は晴天に恵まれ試合開始時の気温は約23度。今季最多の3万9917人の観客は、1906年と1969年の19対0を上回る球団史上初の21得点での完封勝利を満喫した。

 猛打で連敗を4で止めた派手な勝利には落とし穴もある。鈴木は自身の打撃と重ねるように言った。

「あした悪いかもしれないですし、わからないので、気を抜かずしっかりやりたい。こういう試合の次の試合というのは何か起きることが多いので、気を引き締めてまたあした臨みたいなと思います」

 己と野球というゲームを知る鈴木誠也の気持ちは切り替わっていた。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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