ダイエーでもあった“ハイタッチ拒否事件” 新井宏昌氏が振り返る「こんな外国人、初めて見た」

元ダイエーのペドロ・バルデス【写真:共同通信社】
元ダイエーのペドロ・バルデス【写真:共同通信社】

通算2038安打を放ち、イチローの恩師としても知られる新井宏昌氏が明かす“秘話

 現役時代は南海、近鉄で通算2038安打を放ち、イチロー氏(マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)の恩師としても知られる新井宏昌氏。筆者は縁もあり、今シーズンからFull-Countで連載を担当しているが、書ききれない程の“秘話”も数多くあり、ここで紹介したい。

 新井氏は指導者として主に打撃コーチを担当。オリックスでイチロー、広島では丸佳浩(現巨人)など多くの巧打者を輩出したが、日本人選手だけでなく、もちろん外国人選手の指導も行った。新井氏が「ある意味、思い出深い選手」として名前を挙げたのがダイエー時代のペドロ・バルデスだった。

 バルデスは来日1年目の2001年に137試合に出場し打率.310、21本塁打81打点をマーク。その後も2004年まで在籍し、NPB通算では打率.302、86本塁打335打点と活躍した。数字だけを見れば間違いなく“優良助っ人”だが、問題児としても有名だった。

試合前のフリー打撃で、ど真ん中のストライクしか打たないバルデス

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