コーチはブチギレ出場停止に… フライ判定に米賛否「酷いジャッジ」「審判を支持する」
抗議したヘッドコーチは退場&2試合出場停止処分に
内野にヒョロヒョロと上がった“どん詰まりフライ”を巡り、コーチが退場処分となる騒動が米大学球界で起きた。4日(日本時間5日)に行われたノースカロライナ大とバージニア・コモンウェルス大の試合。審判団の判定に対し、ファンは「審判を支持する」「ミスジャッジだ」と賛否が分かれた。
問題の場面は、3回1死一、二塁でノースカロライナ大のセレッティが詰まりながら投手後方へフライを放った直後だった。力のない打球に前進した二塁手がスライディングするも、捕球できず落球。しかし、インフィールドフライは宣告されておらず、帰塁していた走者は慌てて走り出すも、ボールは二塁へ転送され一塁走者はアウトに。二塁走者も三塁でタッチアウトとなり、ダブルプレーとなった。
この判定に対し、三塁ランナーコーチのスコット・フォーブスヘッドコーチが手を広げて審判に抗議。激しい口調で「なぜインフィールドフライではないのか」と詰め寄った。審判団も協議したが判定は覆らず、猛抗議したフォーブスコーチは退場となり、さらに2試合の出場停止処分が下された。
完全な「フライ」とも言えない打球だっただけに、ネット上では審判の判定が議論の的に。MLB公式に寄稿しているパット・ジェームズ記者がツイートした動画には、「残念だが正しい判定に思える」「難しい判定」「でもこれは正しい判定だ」「審判の酷いミスジャッジだ」とのコメントが集まった。