元気いいぞ東大、5年ぶり1試合2発 元アメフト部・異色の外野手が“自画自賛弾”

本塁打を放った東大・阿久津怜生【写真:中戸川知世】
本塁打を放った東大・阿久津怜生【写真:中戸川知世】

1試合2発は2015年春の法大2回戦以来

 東大が5年ぶりの複数本塁打で一矢報いた。11日に神宮球場で行われた東京六大学野球秋季リーグ戦で、明大に7-11で敗戦。昨春王者に11点を奪われたものの、打線は7得点と奮起。中井徹哉内野手(4年)、阿久津怜生外野手(4年)には本塁打が飛び出し、2017年秋の法大2回戦以来の「1試合2発」となった。

 中井は初回、右翼席へ先頭打者弾。「打った感じだと入ったかなと思ったんですけど、届かなかったときのために頑張って走りました」と振り返った。阿久津は9回1死走者なしから、同じく右翼席へ。打った瞬間ゆっくりと歩き出す確信の一発。堂々たる姿でダイヤモンドを一周し、「ガッツポーズは反射的に出てしまった……」と苦笑いを浮かべた。それでも手応えは抜群で「完璧な当たりでした」と恥ずかしそうに答えた。

 阿久津は2年時にアメフト部から転部した異色の経歴の持ち主。今秋のドラフト会議に向け、プロ志望届を提出している。東大は10日の明大1回戦で引き分けたため、12日午後1時から3回戦に臨む。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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