“おかわり君2世”がジャイアンツカップ登場 父譲りの体躯…豪快投球で快勝締め

ジャイアンツカップで登板した世田谷西シニアの中村勇斗投手【写真:加治屋友輝】
ジャイアンツカップで登板した世田谷西シニアの中村勇斗投手【写真:加治屋友輝】

世田谷西シニアの中村勇斗が最終回の1死一塁から登板…無失点で締めた

 中学硬式野球の日本一を決する「第17回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」は大会初日の16日、1回戦が行われた。東京・立川市のコトブキヤスタジアムで行われた第2試合には、「エイジェックカップ第51回日本リトルシニア日本選手権大会」で優勝した世田谷西シニア(東京)が登場。西武・中村剛也内野手の長男・勇斗投手(2年)が登板した。

 オール岡山ヤング(岡山)を相手に7-1で快勝した世田谷西シニア。最終回の7回1死一塁から中村勇斗が登板し、打者1人を空振り三振に仕留めるなど勝利に貢献した。

 179センチ、93キロ。中学2年生ながら父を思わせる巨体を揺らし、堂々のジャイアンツカップデビューを果たした。フルカウントから右打者の内角やや高め直球を振らせ「若干、球は浮きましたけど、最終的には抑えられたのでよかったと思います」と笑顔を見せた。

 日本選手権では準々決勝の瀬戸リトルシニア(愛知)戦で7回2死から登板。自身最速の127キロをマークするなど、この日と同じく打者1人を相手に三振を奪い、試合を締めた。

 吉田昌弘監督は「凄い優しい子。お父さんが中村選手というプレッシャーもちょっとはあるかもしれないですけど、本当に楽しそうに野球をやります」と評価する。本職は投手だが、本塁打も3本放つなど、父譲りの才能を遺憾なく発揮している。

 2年生中心のチームにおいて、来年は投打で中心選手の期待がかかる。「全体的に2年生のレベルが高いので、その中でちゃんと食い込んで主力になれるようにやっていきたいと思います」。スケールの大きな「おかわり2世」の今後が楽しみだ。

【実際の写真】父の“おかわり君”にそっくり? 堂々の投球を見せた世田谷西シニアの中村勇斗

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY