火の国サラマンダーズ、2年連続日本一へ リーグ3連覇、勝利.725を支えたWエースの存在
宮澤、下川が10勝を挙げ最多勝を獲得、30日からグラウンドチャンピオンシップ
独立リーグ・九州アジアリーグで3連覇を果たした「火の国サラマンダーズ」は、30日に「独立リーグ・グランドチャンピオンシップ2023」に出場する。ソフトバンク、オリックスで活躍した馬原孝浩監督は「リーグ3連覇は日本一への通過点」と、意気込みを口にした。
今季は開幕連敗スタートと立ち上がりは苦戦したが、終わってみれば50勝19敗7分、勝率.725と他を圧倒する力を見せつけた。常勝軍団を作り上げた馬原監督は「昨シーズンから選手の大半が代わった中で、選手1人1人が存分に力を発揮してくれたと思っています」と、チームの成長を感じ取っていた。
強力投手陣を支えたのは、10勝を挙げ最多勝に輝いた宮澤怜士投手と、下川智隆投手のダブルエースだ。今季は抑えからスタートした宮澤について、指揮官は「チーム事情もあって、先発に戻り、そこからの最多勝なので価値がある。まだまだ伸びる素材」と評価。開幕投手に抜擢した下川にも「課題やクセを何度も見直しながら、シーズンの特に終盤は自分の力を発揮し、チームの力になってくれた。シーズン終盤でお母さんを亡くし、苦しい状況の中でも耐えてきた」と称えた。
馬原監督の思いを胸にポストシーズンへの準備を進める宮澤は、「昨年同様、無失点で終えることができれば」。下川も「このメンバーともあと長くても2試合しかできないので、悔いのないように戦って日本一をとれるように頑張ります」と、大舞台を見据えている。
(Full-Count編集部)