慶大、4年ぶり5度目の神宮制覇 慶応高と“兄弟V”…敗れた阪神ドラ1下村は号泣
先発の外丸が完封勝利、鷹3位の廣瀬は貴重な追加点となる犠飛
「第54回明治神宮大会」大学の部・決勝戦が20日、神宮球場で行われ、慶大(東京6大学)が2-0で青学大(東都代表)に勝利し2019年以来、4年ぶり5度目の優勝を飾った。先発の外丸東眞投手(2年)は危なげない投球で完封勝利。一方、青学大は史上5校目の「大学4冠」を逃した。
試合が動いたのは8回だった。慶応は1死から相手のエラーなどで満塁の好機を作ると、2番・本間颯太朗内野手(3年)が押し出し四球を選び先制に成功。さらに、ソフトバンクから3位指名を受けた廣瀬隆太内野手(4年)の右犠飛で、2点目を奪った。
投げては2年生エースの外丸が、2点のリードを守り切り完封勝利。夏の甲子園で優勝した慶応高との“兄弟V”を果たした。
青学大は先発の左腕・児玉悠紀投手(3年)が5回を5安打無失点と力投した。阪神からドラフト1位指名を受けた最速155キロ右腕・下村海翔投手(4年)は6回から2番手で登板し、2回1/3を無安打ながら、2四球で痛恨の2失点。試合後は悔し涙を流した。
広島からドラフト1位指名を受けた常廣羽也斗投手(4年)も1回2/3を無失点の力投を見せたが、打線が無得点。大学選手権、春夏のリーグ戦に続く「大学4冠」に届かなかった。
(Full-Count編集部)