人気チア→芸能人の野望「有名になれる」　恋愛禁止ルールなしも…視線を浴びる私生活

楽天ガールズのマネジャー「チアになって人気が出れば、有名になれる」

　台湾プロ野球（CPBL）楽天モンキーズのチア「楽天ガールズ」のメンバーたちは、“勝利の女神”としてだけでなく、タレントやインフルエンサーとしても積極的に活動している。日本でも人気急上昇中で、インスタグラムのフォロワー180万人超を誇る林襄（リン・シャン）を筆頭に、テレビ出演などで大忙し。彼女たちにとって、チアの活動にはどんな思いがあるのだろうか――。現地で話を聞いた。

　球場を飛び出し、様々なメディアでアイドル並みの人気を集めるチアたち。今季楽天ガールズのチアマネジャーを務めたスタンリーさんは「楽天ガールズに加入して、芸能人になりたいという子がほとんどです。チアになって人気が出れば、有名になれますから」と内情を明かす。

　2015年に台湾AKB選挙に参加し、練習生になった経験を持つ十元（ヒメ）は、ドラマ出演のほかレギュラー番組の司会も務めている。「楽天ガールズになったことで、前より多くの人に知ってもらうことができました」。これからは野球以外の分野でもタレントとして幅広いを活動を目指す。チアの仕事については「毎日楽しみで、私にとって球場での応援は仕事とは思っていません」と、充実した毎日を送る。

　楽天モンキーズの前身、ラミゴモンキーズのチア「ラミガールズ」として活動経験があり、楽天ガールズに再加入した陳伊（チェン・イー）は、バラエティ番組に出演している。旅行が好きで、旅番組の司会者になることが夢だ。一方で、楽天ガールズの仕事にもやりがいを見出している。「たくさんの注目を集める中で自分の役割を果たすので、成長することができます。この仕事はとても楽しいので大好きです」と屈託のない笑顔を見せる。

　楽天ガールズは企業とのタイアップイベントも多く、選手以上に球団のブランドイメージ向上に寄与している。そのため、メンバーはタレント活動をするときも楽天ガールズのイメージを大切にしている。スタンリーさんは「恋愛禁止などの決まりはありませんが、楽天ガールズはプライベートも注目を集めます。メンバーは自分の印象に影響があるため、しっかり管理をしています。みんな仕事を優先していて、恋愛は考えていないかもしれないですね」と話す。

　厳しい審査を勝ち抜いた個性豊かな美女たちが夢見るさらなる飛躍。タレントになるための足がかりとしてだけでなく、チアの仕事にも責任とやりがいをもって臨んでいる。