清原Jr.は指名漏れ→引退…東大右腕は大手企業へ プロ6人輩出、東京六大学主要選手の進路
東京六大学から今季NPB入りしたのは6人…清原正吾は“引退”
東京六大学野球は2024年、早大が春秋リーグ戦を連覇。同年10月のドラフト会議では六大学から6選手が指名された一方、プロ志望届を出しながら指名されず野球を辞める決断をした選手もいた。
ドラフト指名されたのは楽天1位の宗山塁内野手(明大)、DeNA2位の篠木健太郎投手(法大)、日本ハム3位の浅利太門投手(明大)、同5位の山縣秀内野手(早大)、楽天5位の吉納翼外野手(早大)、日本ハム6位の山城航太郎投手(法大)だった。
去就が注目された清原正吾内野手(慶大)は昨年の春季リーグで一塁手のベストナインに輝き、プロ志望届を提出したものの、指名球団はなし。野球を辞める決断を下した。父はNPB525本塁打を記録した和博氏。正吾の弟・勝児内野手が今春、慶大に入学する。
東大では昨年の秋季リーグで8試合に登板した鈴木太陽投手がバンダイに就職する。右腕は昨年10月6日の慶大戦で3安打1失点完投勝利。6回1死までパーフェクト、7回1死までノーヒットに抑える快投だった。
早大・印出、明大・飯森、法大・吉鶴らは社会人の強豪へ
早大の印出太一捕手は社会人野球・三菱重工Eastへ進む。ベストナインに3度選出されるなどリーグ通算84安打、5本塁打、打率.310をマーク。昨年は主将として春秋連覇に貢献した。昨秋のドラフト会議では指名されなかったが、2026年の指名を目指す。
明大の飯森太慈外野手はプロ志望届は提出せず、社会人野球・東京ガスに入社する。身長163センチと小柄ながら3年春に打率.426で首位打者となり、ベストナインを受賞。昨年春もベストナインに選出された。リーグ戦通算31盗塁をマークした。
法大の左腕・吉鶴翔瑛投手はドラフト指名されず、社会人野球・東芝に進む。父は中日、ロッテでプレーした。最速151キロを誇り、リーグ通算6勝も声は掛からなかった。社会人で更なる飛躍を期す。東京六大学を盛り上げた選手たちは今後、どんな野球人生を歩むだろうか。
(Full-Count編集部)