湯船に浸かって野球で怪我しない体作り 「リラックス効果」が導く“入浴”のメリット
2015年までオリックスのトレーナーを務めた吉良俊則氏
野球は怪我の多いスポーツ。早期復帰を促したり、予防するために重要なこととは? 近鉄、オリックスでプレーした後、2015年までオリックスのトレーナーを務め、現在は福岡で「キラ接骨院」を経営する吉良俊則氏は「副交感神経を優位にすることが必要だと考えています」と指摘する。
吉良氏はこれまで一流のプロ野球選手から学童野球の少年少女、主婦ら幅広い世代の患者を施術してきた。トレーナーとして怪我を負った選手たちのリハビリを手伝うこともあるが「本来は怪我や故障する前に防ぐことが役目。アスリートにとってはリハビリの期間が一番もったいない時間」と考えている。
怪我につながる要因として挙げられるのが体の硬さ。体を動かす前のストレッチや準備は疎かにしてはいけないポイントだが、それ以前にも大切なことがあるという。
「よく勘違いされるのですが、治療家の役目は人が元々持ち合わせている“自己治癒力”を手助けする立場にあると思ってます。そこの部分がしっかりとしていないと施術をした直後は良くても、すぐに元の悪い状態に戻ってしまったり、なかなか改善していかないという状態に陥ってしまいます」