大学準硬式は「レベル高い」 通算1526安打の巧打者も驚き…2022年には初の甲子園大会

オリックス、ヤクルトなどでプレーした坂口智隆氏【写真:伊藤賢汰】
オリックス、ヤクルトなどでプレーした坂口智隆氏【写真:伊藤賢汰】

昨年までヤクルトでプレーした坂口智隆氏が立命館大学準硬式野球を訪れる

 野球には軟式、硬式以外にも準硬式のカテゴリーが存在する。高校卒業後には大学で準硬式野球を続ける選手も多く、昨年は史上初めて甲子園で「全日本大学準硬式野球 甲子園大会」が開催された。そんな中、近鉄、オリックス、ヤクルトでプレーし、通算1526安打を放った坂口智隆氏が“ジュンコー”の魅力に迫った。

 プロ野球選手の夢が絶たれても、野球を愛し続ける学生たちがいる。Full-CountのYouTube企画「坂口智隆の伸び代しかない!」では、坂口氏が立命館大学を訪れ、準硬式野球部の練習に参加した。硬式との一番の違いは使用されるボールで、表面は軟式球に類似したゴム製で、中心にはコルクが使われている。バットは高校野球と同様に基本的には金属(木製も可)を使用する。

 打撃練習などに参加した坂口氏は「打ったことのない感覚」と表現。さらには「投げると軟球。初めての体験で知ることも多い。大学生なのでレベルも高い」と、“未知の野球”に興味津々。実際に対決も行い、木製バットで豪快なアーチを描き「完璧やった」と笑顔を見せた。

 学生たちとも交流を深め、小学生時代に球場で坂口氏を応援していたというマネジャーは、“憧れの存在”が目の前に現れド緊張。手を震わせながらも握手を交わす場面もあった。

 硬式野球に比べるとマイナー競技だが、同大学の大場茂生監督は「昨年は甲子園での試合もあり、高校野球では無縁の子たちが希望、夢を持てるようになった」と口にする。準硬式のメリットには「野球漬けの時間もあるが、勉強をしっかりやる時間もある。遊び、アルバイトの時間も有効に使える。学生生活を学生らしく、本気で野球にも向き合える」と語っていた。

【実際の動画】投手は悔しさ露わ、初体験の準硬式で衝撃の一発! 坂口智隆氏が伝えたい“ジュンコー”の魅力

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