BC栃木、巨人3軍に快勝! 寺内監督が古巣へ恩返し「ジャイアンツ相手に意識はしたが…」
BC栃木は巨人3軍を相手に9-1で快勝
BCリーグ栃木の寺内崇幸監督が古巣への恩返しを果たした。東地区前期優勝の群馬と後期V争いをしている栃木は27日栃木市営球場で巨人3軍と対戦。9-1で圧勝した。
26日群馬に奪われた首位の座を再び奪え返し「懐かしいジャイアンツ相手に、意識はしたが、いい緊張感の中で、いい試合ができた。これからも投手、野手、チーム一体になって1戦必勝で」と喜んだ。
栃木市生まれの寺内監督は巨人で2013年に114試合に出場を果たし、広島とのクライマックスシリーズ、ファイナルステージ第2戦では現ドジャースの前田健太から決勝2ランを放つなど、現役時代は「スーパーサブ」として巨人一筋に活躍した。
昨年戦力外通告を受けたが今季から栃木の指揮をとり、後期はBCリーグ東地区で首位争いをしている。昨年まで栃木に在籍した巨人の村田修一コーチとは、「選手がどう成長したか」などを話し合ったという。
試合前のホームラン競争に登場して柵越え無しに終わった「7番・左翼」で先発した松井永吉は今季低迷していたが「村田さんの前で何とか打ちたかった」と2回の4得点に貢献する2打席連続安打で「巨人に勝ったぞ!」とこぶしを振り上げ絶叫。バケツの氷水を頭からかけられる手荒い祝福を受けナインも監督の思いに応えた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)