イチローのスペイン語、元同僚が驚嘆の秘話「あれは全然“ちょっと”じゃない」
元チームメイトのロドニーが明かすイチローの語学力「時には悪い言葉も、笑」
メジャー17年目のシーズンを終えたマーリンズ・イチロー外野手。今季はベンチスタートが多く、渡米後で最も少ない215打席にとどまったが、代打で両リーグトップ、歴代2位の27安打を記録するなど衰えない打撃技術を披露した。走攻守で43歳とは思えないプレーを見せるベテランは、コミュニケーション能力の高さでも知られている。昨季、マーリンズに所属したフェルナンド・ロドニー投手(ダイヤモンドバックス)は背番号51のスペイン語力について語ってくれた。
2001年以来となるワールドシリーズ制覇を狙うDバックスは4日(日本時間5日)に本拠地チェイス・フィールドでロッキーズとワイルドカード(WC)ゲームを戦う。今季マーリンズから加入した守護神ロドニーはレギュラーシーズンで防御率4.23と不安定さを見せながらも、5勝4敗39セーブを記録。自身、カブスに所属した2015年以来となるポストシーズンに並々ならぬ意気込みを見せている。
「我々はこの瞬間のためにやってきた。スペシャルな瞬間だよ。自分に言えることはそうだな、とにかくここ数か月見せてきた自分たちの野球をする。そこに尽きるだろうね。9イニングを全力で戦い抜くだけだ」
40歳の右腕はそう力を込めた。ここまで3年連続で負け越していたDバックスだが、今季は抜群の強さを見せ、ナ・リーグ西地区で93勝を記録。ドジャースの104勝には及ばず地区2位に終わったが、ワイルドカード枠でプレーオフにコマを進めた。チームは投打に好調を維持し、ロッキーズを含める同地区の全チーム相手に勝ち越しに成功。メジャー最高勝率を誇るドジャースに対しても11勝8敗と優位性を保った。
「今みんないい感触で戦っている。先発投手、打者もいる。エースのグリンキーも調子がいい。ロビー・レイもいる。いいブルペンも控えている。どんなことでも起こせると思うよ。ロッキーズ相手にも序盤からアタックする。優位性を手にしたいね」
穏やかな口調でこう語る守護神は好不調の激しさから「劇場型」とも呼ばれるが、昨季マーリンズでは序盤戦に大爆発。6月までわずか自責1でオールスターゲームにも選出された。そんなロドニーにはマイアミでは忘れられない友がいるという。それはイチローだ。