全日本大学野球選手権が開幕 東京六大と東都大のレベルは低下しているのか

昨年は慶大と亜大がそろって初戦敗退、レベル低下がささやかれる東京六大学と東都大学

 全国26連盟の代表校が大学日本一を争う第64回全日本大学野球選手権大会が今日8日に開幕する。7月にユニバーシアード競技大会が控え、大学日本代表メンバーが多く出場する今大会では、今後の大学球界の行方を占うことになる1つのテーマが浮かび上がりそうだ。

 それは「東京六大学と東都大学のレベルは低下しているのか」である。

 近年、学生野球の聖地といわれる神宮球場で活躍し、ドラフト1位の鳴り物入りでプロの世界に羽ばたきながら、思うように活躍できない選手が出ている。そのたびにプロ野球ファンの間で議論されるのが、上述の問題だ。

 東京六大学ならば「東大がいるリーグでの数字はアテにならない」、東都大学ならば「投高打低のリーグで結果を残しても過大評価されるだけ」。このような問題点を指摘するような意見が増えている。

 実際、そんな疑問を抱かせるような“事件”が、昨年のこの大会で起きていた。東京六大学代表の慶大、東都大学代表の亜大が初戦でそろって敗退。実に23年ぶりの波乱だった。

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