重要性は開幕投手に匹敵 重要なファクターともなり得る「裏の開幕投手」

重要なファクターともなり得る裏ローテの1番手

 開幕投手という称号は、最も信頼の置ける投手に与えられる。元阪急の山田久志氏が12年連続で務めたように、「開幕投手=チームの顔」というイメージも概ね正しい。一方で、シーズンのスタートダッシュを成功させるために、開幕戦と同じくらい重要になってくるのは、開幕2カード目の頭に投げる投手、いわゆる裏ローテの1番手である。

 交流戦までは開幕投手同様、3連戦の初戦で常に先発することになるため、その重要性は開幕投手にも匹敵する。そこで今回は、2012年から2016年の5年間で、開幕2カード目の初戦に先発したパ・リーグの投手、つまり「裏の開幕投手」について見ていきたい。

【北海道日本ハム】
2012年:ケッペル(前年成績:14勝6敗 防御率3.22)
2013年:吉川光(前年成績:14勝5敗 防御率1.71)
2014年:メンドーサ(新加入)
2015年:メンドーサ(前年成績:7勝13敗防御率3.89)
2016年:吉川光(前年成績:11勝8敗 防御率3.84)

 加入したばかりのメンドーサが先発した2014年を除けば、前年に1年を通してローテーションを守り、結果を残した投手が「裏の開幕投手」に選ばれていることが分かる。2014年に関しては、最もその大役に相応しかった木佐貫が、インフルエンザに感染して離脱。実績などを考慮してメンドーサが選出されたと考えられる。

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