重要性は開幕投手に匹敵 重要なファクターともなり得る「裏の開幕投手」

選手層厚いソフトバンク、実績ある新加入投手が任されることも

【福岡ソフトバンク】
2012年:山田(前年成績:7勝7敗 防御率2.85)
2013年:大隣(前年成績:12勝8敗 防御率2.03)
2014年:スタンリッジ(前年成績:8勝12敗 防御率2.74)
2015年:大隣(前年成績:3勝1敗 防御率1.64)
2016年:和田(カブスから復帰)

 層の厚い福岡ソフトバンク投手陣とあって、裏ローテにもエース級の投手がズラリと並ぶ。大隣は難病から復帰した2014年、シーズン通しての活躍はできなかったものの、終盤からポストシーズンにかけて好投を続けたことで、翌年は「裏の開幕投手」を任されている。またスタンリッジや和田といった実績のある新加入選手が大役を任されていることも、福岡ソフトバンクのカラーと言えるかもしれない。

 序盤戦を戦う上での重要なファクターともなり得る「裏の開幕投手」。一般に注目を浴びることは少ないものの、ここに焦点を当ててみれば、そのチームのペナントレースの行方を、少しではあるが占うことができる。今季も開幕カードの3戦が終了し、これから開幕2カード目となる。各球団がどの投手を起用してくるか、そして結果はどうなるか、楽しみに待ちたい。

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

【了】

「パ・リーグ インサイト」編集部●文

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