約束を果たした「世界一の二遊間」 川崎宗則と西岡剛が歩む“共通点”とは?

BC栃木で同僚となる川崎宗則(左)と西岡剛【写真:小西亮、荒川祐史】
BC栃木で同僚となる川崎宗則(左)と西岡剛【写真:小西亮、荒川祐史】

BC栃木、西岡の契約更新を発表、4日前には川崎の加入も発表

 14年前に世界一に輝いた二遊間が、独立リーグの舞台で再結成する。ルートインBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスは1日、元阪神で西岡剛内野手との契約更新を発表した。4日前の8月28日には、元ソフトバンクの川崎宗則内野手の加入を発表しており、侍ジャパンが初代王者となった2006年のWBCで二遊間を組んだ「名コンビ」が同じユニホームを着ることに。互いから刺激を受ける“兄弟”のような2人がたどってきた軌跡には、共通点も多い。

 今季は表舞台に姿を見せていなかったスピードスターが、グラウンドに戻ってくる。インスタに自身のユニホーム姿の写真とともに「今シーズン残りわずかですが、栃木でプレーする事になりました。宜しくお願い申し上げます!」と投稿した西岡。新型コロナウイルス感染拡大によって一変した世の中に触れつつ「この期間に自分が取り組んだ事が、試合で体がどう反応してくれるのか。早く試してみたいのと同時に緊張? 不安? 喜び? なにかドキドキしてるのを感じています!」とつづった。

 18年限りで阪神を戦力外になって以降も、一貫して現役にこだわってきた。「NPBに戻るには、独立リーグが一番アピールできる場所」と昨季は栃木でプレー。チームのリーグ初優勝に貢献した。さらに昨秋には「12球団合同トライアウト」を2年連続で受験。今季のNPB返り咲きはかなわなかったが「僕は挑戦することが好きなだけ。挑戦し続ける人生なんです」と常に前を見据えていた。

06年にはWBCで二遊間を組み、決勝のキューバ戦では1、2番を担ってチャンスを演出

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