甲子園の前哨戦? 15歳130M弾スラッガーVS最速140キロ右腕のスーパー中学生対決

世田谷西リトルシニア・中村海斗(左)と狭山西武ボーイズ・小野勝利【写真:父・栄一さん提供、小谷真弥】
世田谷西リトルシニア・中村海斗(左)と狭山西武ボーイズ・小野勝利【写真:父・栄一さん提供、小谷真弥】

中学通算33本塁打の小野は神奈川県の強豪校、最速140キロ右腕・中村は都内の大学付属校へ進学予定

 もはやプロ野球レベル? 高校進学を目前に控える“スーパー中学生”の直接対決が実現した。狭山西武ボーイズの小野勝利内野手と世田谷西リトルシニアのエース、中村海斗投手が2月28日、3月6日と2週間連続、計4打席で対戦。中学生離れしたハイレベルなバトルを演じた。

 巨人、西武などでプレーした父・剛さんを持つ小野は中学球界屈指の長距離砲。対する中村も186センチ、90キロの堂々の体格から最速140キロを投げ込む本格派右腕だ。2週連続の対決で軍配が上がったのは小野だった。第2戦の2回先頭。中村の甘く入った直球を逃さず、中学通算33本塁打となる中越えソロを放った。4回1死でも中前打を放ち、2打数2安打。2月28日の遊ゴロ、左前打だった。今回の“スーパー中学生四番勝負”を制し、小野は「真っすぐに差し込まれないようにと打席では意識してました」と振り返った。

 小野に苦杯を喫したものの、中村は第1戦で4回7奪三振2四球3安打2失点。第2戦でも5回4奪三振無四球4安打2失点(自責1)と力を見せた。昨春に名門・世田谷西リトルシニアのエースに成長し、全国大会を経験した右腕は変化球も抜群。カーブ、スライダーを出し入れするなど制球力も光った。小野は「真っすぐは速いし、変化球でいつでもストライクが取れる好投手」と舌を巻く。中村は「小野選手はパワー、長打があって、打撃がうまい選手。すごくワクワクしていました。すごい緊張して本塁打を打たれてしまったんですけど、いい勝負が出来たと思います」と振り返った。

 小野は4月から神奈川県の全国屈指の強豪校へ。20校からスカウトされた中村は文武両道を目指し、都内の大学付属高へ進学する予定だ。平日もランニング、シャドーピッチングなどで技術向上を図る右腕は「もし高校で対戦できたら次は抑えたい。甲子園でも対戦したいです。プロ野球選手になって、周りから信頼される投手になりたいです」と意気込んだ。甲子園での対決、近い将来のプロ野球での対決を期待したいところだ。

 ◆小野勝利(おの・しょうり)2005年4月10日、埼玉・所沢市生まれ。15歳。兄・将輝さんの影響で5歳から泉ホワイトイーグルスで野球を始め、一塁、三塁、外野でプレー。2017年に西武ライオンズJr.に選ばれた。中学で所属する狭山西武ボーイズでは主に「4番・一塁」で活躍し、通算33本塁打を記録。投手としては最速125キロ。昨年末の練習で推定130メートル弾を放ったパワー自慢だ。好きな食べ物は寿司(サーモン)。50メートル走は6.8秒。足のサイズは29センチ。右投げ右打ち。

 ◆中村海斗(なかむら・かいと)2005年6月27日、東京・世田谷区生まれ。小学3年生から烏山ウイングスで始め、投手としてプレー。世田谷西リトルシニアでは3年春にエースに成長し、昨夏の選抜大会16強進出、昨秋の日本選手権8強進出に貢献した。好きな言葉は「塵も積もれば山となる」で、「小さな努力を積み重ねることで目標達成できる。今はプロ野球選手を目指してます」と語る。好きな食べ物は焼き肉で、「好き嫌いなく何でも食べる」(父・栄一さん)という大食漢だ。足のサイズは30センチ。右投げ右打ち。

【動画】小野勝利と中村海斗のスーパー中学生対決、実際の映像

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