「このままでは野球界は衰退する」批判は覚悟…西岡剛が敢えて語る“球界改革”

BC栃木・西岡剛【写真:小西亮】
BC栃木・西岡剛【写真:小西亮】

NPBから離れて3年…視野を広げて球界を見て感じた課題

 野球を愛しているからこそ、野球に育てられたからこそ、現状がもどかしい。2018年限りで阪神を戦力外となって3年目。西岡剛内野手は独立リーグに身を置き、見えてきた“球界の景色”がある。コロナ禍でプロアマ問わず打撃を受けた現実を直視。様々なエンターテインメントが日々生まれては消えていく時代のスピードに「このままでは、野球界は衰退してしまう」。当事者として危機を感じ、改革の必要性を敢えて口に出す。【小西亮】

 1年延期された東京五輪まで3か月余り。大会期間中はNPB12球団の試合はストップする。例えば、その“空白”を使ったイベントは考えられないか――。西岡は日頃からそんな大胆な夢プランに思いを巡らしている。

「サッカーの天皇杯みたいな大会をやったら絶対に面白い。NPB12球団に独立リーグ、社会人や大学の強豪を集めてトーナメント形式でね」

 サッカーの世界でも、大学生がJリーグクラブに勝利することは稀にある。野球だって、必ずしもNPBが勝つとは限らない。堅実に1点を取りに行くアマチュアチームが番狂わせを起こすかもしれない。「それが野球の醍醐味。台本がないからスポーツは面白い。しっかりそれを伝えることができれば、野球ファンはもっと増えると思う」。実現するのが並大抵の難しさでないことくらいは、野球人のひとりとして心得ている。だが、それほど劇的な“カンフル剤”が必要だとも思う。

 スポーツエンターテインメントとして、いかにファンを楽しませられるか。観客動員に制限を設けながら開幕した今季のNPBの試合を見ていても、物足りなさを感じる。「声は出せないのは仕方ないとして、もっとファウル打った時とかに音楽を流して、ファンもリズムに乗れるようにしてほしい。無音の中で試合をするって、選手はかなりきついですから」。メジャーリーグで経験した“ボールパーク感”を求める。

時代とともに変わる価値観「厳しくやるだけでは…」

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